両目の白内障手術のためです。
手術自体は10分程度で痛くもなんともないです。
ハの字になっている光の間を見ているだけです。

目にメスをいれるわけですから、怖いという恐怖心があるのかと思いきや
たまたま半年前に母親が同手術をしていたからか、全く怖いという感覚はなかったです。
眼の水晶体が濁り白くなるわけですが、本当にメガネをかけても見えないくらい視力が低下します。
この水晶体の液を抽出して、人工のレンズを入れるわけです。

実はこれによって視力が復活するのです。私の場合両目とも0.02~0.03だったものが1.2になりました。
普段、テレビや映画のときはコンタクトなので、メガネのイメージはないかもしれませんが。
思い起こせば小3のとき学校でメガネをかけるのが恥ずかしくて、ランドセルに入れてはいるがかけてなかったのです。
そしたら親が先生に言ったんでしょうね。今でも覚えています、担任の日浦先生が給食のときに
「おい、柿 メガネだしてみろ」と!
ま、その一言があり授業中にメガネをかけ始めました。
小6のとき、近所で野球をしていて私はサードを守っていて、そこそこ上級生からも認められるくらい上手だったのです。
ところが、左のひじを骨折して1ケ月ギブス。それがはずれてもまだリハビリ中で関節はのびません。
でも、ギブスとれたんならサード守ってよ といわれ守るのですが腕がのびないので、ゴロをトンネルばかりしてしまいます。
相手チームから「天才、秀才、ガリベン君!」と誹謗されたこともありました。
メガネをかけてエラーばかりするから当時のCMのコピーでいじめられてたんですね。
泳ぐ時も、温泉に行っても、メガネをはずすと見えないのでつまらないんです。
高校の修学旅行では、走行中の観光バスから外を見ていただけで左のレンズが地上に落ちて割れて散々な思い出。
そんな苦い経験から新婚旅行はコンタクトにしたものの角膜炎になりハワイで3日間病院通い(苦笑い)
とにかく視力が悪くて45年いろんなことがありました。
白内障についてネットで調べてみると
加齢性の白内障は、自覚症状が無い場合が多いですが、50歳代で37~54%、60歳代で66~83%、70歳代で84~97%、80歳以上ではほぼ100%と報告されています。早い人は40歳代でも発症するんですって。
もっと高齢の病気かと思ったらそうでもなく、逆にほぼ全員がなるもののようです。
白内障手術についてもネットで調べたら
白内障手術の歴史は非常に古く、紀元前800年頃のインドですでに記録が残っており、日本には西暦1360年前後(室町時代初期)にインドから中国を経て伝わりました。
その手術方法は、針で眼球を突き、水晶体を後ろ側(硝子体内)に脱臼させるという方法でした。
難易度、安全性、痛み、感染症等の数えきれないリスクがあるうえに、この方法では元のような見え方にはなりません。
それでもこの方法は1800年頃まで行われていました。
その後は、角膜を切って水晶体を外に取り出す「摘出術」が行われるようになりました。

そんなに前からあるの!!!
しかも今のレンズを入れるヒントを調べてみると
眼内レンズが開発されたきっかけは、第二次世界大戦中のある出来事でした。
イギリス軍の戦闘機が被弾して操縦席の窓(風防と言います)が割れたのですが、その破片がパイロットの眼に刺さってしまったのです。それを取り出すことができないので放置したのですが、感染症等を起こさず眼の中に存在し続けたのです。これをヒントに眼内レンズが開発されました。

12月6日に左目手術

12月13日に右目手術

15日には眼帯もとれてよーーーーく見えます。
新たな人生が始まった気分です。
コメント